HDDがSAS?!

お客様のプライバシー保護のため記載内容が事実と若干異なります。

最近ご利用のお客様から「仕事用のXPパソコンが遅いので見て欲しい」とご連絡です。
まだまだ業務用としてXPや7パソコンは現役のようです。出動!

件のPCはDELL Precision T7500。WorkStationです。
CPUがXeon積んでいてシロッコファンが下部に搭載されてます!
懐かしのXPを起動すると動作がもっさりしてます。
タスクマネージャを見るとHDDが100%張り付いてるので寿命が近いようです。
電源オフして内部からHDDを取り出すと…、なんとHDDがSASです!?
SATAケーブルでマザーと接続のようですがHDD後端に変換アダプタで取り付けられてます。
SCSIなら昔使ってましたがSASの実物は初見で、何でもATAーHDDよりも動作が速いんだとか。
うーむ、今時SASなんて見つからないでしょうしSSDの方が速いでしょうからお客様に提案してご了承いただけました。
その場ではSSDの手持ちが無かったので後日問題のSASをお預かりしてコピーすることに。
1TBのSSDにSASをコピーしようとしましたが、SASーHDDを全く認識しません。
コピーマシンでは変換アダプタ経由ではSATAと認識しないようです。
仕方なくお客様事務所でSASからSSDにパーティションソフトでクローンです。
EaseUS Partition MasterならXPにも対応してるので便利ですが、クローンに4時間もかかると表示が!
一端引き上げて終了時間に再訪問してSSDから起動…、なのですがエラーを吐いて起動しません。
BIOSを見てもSSDを認識してません。困ってDELLサイトからT7500のマニュアルを見るとSASとSATAではマザーの端子が別と判明しました。
SASもSATAケーブルで接続されていたのでてっきり交換するだけで起動すると思い込んでました。
SATA端子に接続し直してBIOSの起動をSSDに指定してやると無事にXPが動きました。
やはりSSDは爆速でお客様にもご満足いただけました。
何事も思い込みはいけないと心新たにした案件でした。
ご利用ありがとうございました。

hp Pavilion 15-n207AUのHDD取り出しは難解

お客様のプライバシー保護のため記載内容が事実と若干異なります。

新規のお客様から「ノートPCが起動しなくなったので見て欲しい」とSOSです。
最近、起動不可PCのお問い合わせが増えてます。出動!

PCはhp Pavilion 15-n207AU。
お客さ宅では起動不可を修理が無理そうなのでお持ち帰りです。
帰社してOS起動ディスクから復元やスタートアップ修復やコマンド修復を試みるも惨敗。
データ残しの初期化も受け付けませんのでお客様にご報告してデータサルベージに移行です。
この時代のノートPCなら裏面ネジを全て外せば簡単にHDDを取り出せるだろうと思ったら差にあらず…。
隙間らしきラインに分解ピックを差し込もうとしてもビクともしない。
裏アクセスパネルはメモリーが見えるだけでお手上げ状態。
情報収集でググると分解作業がYouTubeに上がってました。
何とキーボード含むパネルを全部分解しないとマザーボードに辿り着けない仕様らしい。
1.ネジを全部外し、DVDドライブを外しその下のネジも外してからキーボードの脇の隙間に分解ピックを差し込んで右下から反時計回りに(左部分に接続フィルムケーブルが有る)剥がしてやる。
2.キーボードリードフィルムケーブルを外してからその下の金属パネルに接続されてるフレキシブルケーブルも2箇所外す。
3.金属パネルを止めてるネジ5本を外す。
4.筐体下部とリストパネル面の隙間に分解ピックを差し込んでまた外していく。
5.やっとマザーボードが現れるのでHDDの上の面ケーブルも外してからHDDを取り出す。
USBリーダーに接続してお客様からお預かりしたUSBーHDDにデータをコピー。
何と動画や写真が400GBもありコピーに4時間程かかりましたが無事終了。
内蔵HDDは500GBだったのでWindows10Updateで残容量が足りなくて失敗して起動不可になったのではと推測したのですが、一応元通りに組み立てたら電源自体入りません。
充電ランプは点きますが電源ボタンを押しても反応なし。マザーボードの電源部に何か物理的に障害が出たのでしょうか?
最低限データはサルベージ出来たのでお客様に連絡してデータHDDと本体を返却して任務完了です。

元々ノートPCはエンドユーザーが分解出来るようには出来ていませんが、こんなに分解が厄介なのも久しぶりでした。
ご利用ありがとうございました。

格安スマホでRakuten UN-LIMIT V

格安SIMの楽天モバイル(回線はdocomo)を使ってたんやけど、スマホを新調した事やし話題のRakuten UN-LIMIT Vに乗り換えた。
docomo回線なら日本中ほぼ何処でも通話出来たんやけどRakuten UN-LIMIT Vはまだまだエリアが狭いんでちと心配。
スマホは5Gに対応してるけど当然田舎の地元はエリア外でメリットは一年間の各種料金無料ぐらい。
かなり問題なんは新スマホのBlackView BL6000ProがRakuten UN-LIMIT Vの正式対応機やない事。
事前にググって何とかなるやろと思って申し込んだんやけど…。

ネット申し込みが1月29日でSIMが届いたんが2月2日。思ったより早かった。
SIMとマニュアルが宅急便で届いて設定開始。
BL6000ProはナノSIMで電源オフしてからスロットに挿入。
電源オンしてAPN設定から開始。
マニュアル見ながら設定したんやけどPDPタイプって項目がBL6000Proには無く無視。
スマホを再起動したんやけど…。アンテナが立たず通信が出来へん…。
うわー、やっちゃったか? 全く電話として使いもんにならず。
気を取り直して以前のUMIDIGI One Proでも試すも…、ダメやった。
やっぱり中華スマホじゃRakuten UN-LIMIT Vは使えへんのか?
ここで改めてググると…、どうやらSIMカード設定のネットワークタイプの選択で普通は『4G(推奨)』が選択されてるのを『LTE only』にしてやると通信可能になるらしい!
でもスマホの設定を調べても『LTE only』がない…。

さらにググるとスマホの隠しコマンドで携帯電話情報を表示させて出来るらしい!
電話アプリを開き、*#*#4636#*#*と入力し携帯電話情報を開き、『優先ネットワークタイプの種類を設定』で『LTE only』にして更新してやると!
無事にRakutenに繋がってアンテナが立った! はぁー、焦った。
後はRakuten Linkアプリの登録とSMS認証だけ。
SMS認証でコードが来るまで時間がかかってちょっと不安になったけど無事認証された。
Rakuten UN-LIMIT Vの速度は4GでMONA Wi-Fiより若干遅い。
ま、電話でしか使わへんと思うしモバイルデータ通信はMONA Wi-Fiしか使わへんと思うけど、万一の場合は安心やね。
アプリ利用で一年間は通話料無料なんで助かるやん。