Software Distribution Service 3.0って何ぞや?!

お客様のプライバシー保護の為フィルターが掛かったカキコです。

常連様からのSOSで、パソコンを起動しても壁紙とカーソルだけが表示されてアイコンやタスクバーが表示されず操作できないとの事です。
うーん、WindowsUpdateで躓いてるのか? 拝見しないと正確な判断が出来ませんので出動です。

PCはhp dx2000STでOSはWindowsXPで以前シャットダウンを繰り返したのでDATAをサルベージして同中古マシンに移行したものです。
早速拝見すると一応正常にデスクトップが出ていました。伺うと5回程再起動したら何とか使える状態になったそうです。
しかし何時も5回も再起動する訳にもいかないので診断開始です。
シャットダウンから電源オンするとやはり壁紙とカーソルだけの表示で不思議とカーソル移動は出来ます。
HDDランプは思いだしたように偶に点滅するだけです。

HDDは前回交換したばかりですが念のためBIOSからチェックをかけてやり正常動作を確認しました。
うーむ、ハード的には後は電源くらいか? ソフト側からもとシステムの復元を試すべく復元ポイントを漁るとやたらと「Software Distribution Service 3.0」が表示されてます。
ググるとこの「Software Distribution Service 3.0」は、ネットにつながったら勝手にやってるWindowsUpdateの復元ポイントらしく症状として今回のように壁紙とカーソルだけが表示されてアイコンやタスクバーが表示されないそうなのでこいつが犯人です。
復元ポイントを最古の物まで遡ってもSoftware Distribution Service 3.0がないポイントが見当たらず、削除しようにもアンインストール出来ません。
取り敢えず最古ポイントで復元してやると正常起動してくれました。再度WindowsUpdateされるとまた再発してしまうのでUpdateを通知のみ表示にして回避してやります(どうせXPは来年4月までの寿命ですし)
そして正常起動時点に簡単に戻れるように復元ポイントを手動作成。これで一安心です。
電源オフアイコンからシャットダウンするとまたWindowsUpdateしてしまうのでUpdateせず電源断からシャットダウンしていただくようにお客様にご説明。
暫くこの状態で様子を見ていただく事にさせていただきました。

手間はかからないかもですけど全くMicrosoftは勝手な事をしてくれます。こんなバグを放置してるのも問題外です。
ご利用ありがとうございました。

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